セクレタリー(洋画) 投稿者: dougafun | 2021年8月10日 0件のコメント 『セクレタリー』原題 Secretary監督 スティーブン・シャインバーグ出演 マギー・ギレンホール ジェームズ・スペイダー ジェレミー・デイヴィス≪おすすめしたい人≫シュールな笑いを求める人変態風味な演出が大好きな人(エグい感じではなくあくまで“風味”)何も知らずに見ると「へ!!?」と何が起こっているか分からないアプローチが好きな人≪この映画ひとことで言うと?≫変態風ラブコメディです^^≪ストーリー≫続きは↓↓↓をクリックして下さい 自傷癖がある内気なリー(マギー)は姉の誕生日に精神病院を退院。幸せに結婚してしまった姉、アルコール依存の父と、娘に過敏に反応し挙動が極端な母に強いストレスを感じ、病院から帰ってきてからも、自分を傷付けることをやめられない。キラキラの可愛いブリキの箱の中から、陶器製の天使の人形が出てきたと思ったらその脚を尖らせて自分の太ももを切ろうとしたり、沸騰させたヤカンを足に押し付けたり・・・ToTある日の晩、自傷用の工具箱を捨てようと庭先に捨てに行ったが、結局やっぱり捨てられなかった。しかしゴミ箱の中に、ある求人誌を見つける。求人情報を見てワクワクした彼女はそれから弁護士秘書を目指し、タイピング教室に通って練習に励むようになる。大雨の日、就職したい弁護士事務所に訪れ、事務所長のグレイ(スペイダー)に面接を受けるが、その日から採用が決まり、見事社会復帰を果たしたのだった。秘書の作業もどんどん覚え順調そうに見えたが、厳格そうだった筈の所長には実は変態的な嗜好があり・・・。≪みどころ≫すっっっっごい失礼なんですが、マギー・ギレンホールって何て言うか・・・、顔そのものの造詣が決して美人とは言えないと思うんですね^^;趣味は人それぞれですが、顔だけで言うと決してキレイじゃない。重力に逆らえないとはこういうことだ、と言えそうなそんな感じ。敢えて言おう、彼女はブサイクです!!(すいません)しかしですヨ!!この映画の彼女、そんなことを微塵も感じさせないんです!!綺麗なんです!!でもそれは「今より若かったから」とか「メイクさんが上手いから」とかいう理由じゃないんですね。それは彼女の、少し儚げな雰囲気や素直で従順なMさ加減、そして恍惚の表情が、そう!彼女の演技が彼女自身を輝かせているんです!!別にAVに出てくるような、はたまた海外のAV視聴者向けマイナーSM映画で表現されているような、子供に決して見せられないような、裏世界の調教具は出てきません(笑)もちろん子供には見せられませんけど。ストーリーの項には書いてませんが、実はオープニングから「一体全体ナニが!?」といった掴みから始まるんですね。“エロティックさ”というものを表現するのに裸や下着なんて一切必要ないんだということを、この映画では完璧に表現できているのも人気の理由なんでしょう。(言っておきますが尻は出します!)だからと言って、アダルティな映画を避けてしまう人でもシュールな笑いが好きな人なら難なく楽しんで見られてしまう変態ラブコメディ。しかし、こっそり覗きをするスペイダーや、誰もいない部屋で何かと台詞の練習をするマギーなど、細かな心理描写のカットを入れることで、単なるコメディに留まらない魅力ある作品。ジェームズ・スペイダー演じる弁護士グレイ。彼は面接時からサディスティックな内面を見せる。既に彼の“彼女のM度を試すテスト”は始まっていて、一般人なら思い切り引いてしまいそうな「妊娠しているか?」「これから妊娠の予定はあるか?」など、プライベート過ぎる質問から始まり、普通なら嫌がるような仕事をさせ、そして失敗は厳しく叱責。そしてSMにおけるサド特有の優しさ。この手の映画が分からないと、きっと真面目に観てしまいどこで笑うのか分からないだろうが、「これはネタ映画だ」と思って観れば、ずっと笑いながら観られてしまう。性欲を抑えつける為に筋トレをするスペイダーの阿呆さ具合や、マギーに書類を読ませながらの●●●するシーンは必見です(sexではありません笑)。神経質というか、爬虫類的でニュートラルな表情させるとこの人はピカイチ。真剣に生きる変態さんは彼のハマリ役だと思いますね^^;それにしても、スペイダーはこの手の作品好きだなあ。クラッシュも最高だったけど。きっと変態なんだなwちなみにプライベート・ライアンのアパム役のジェレミー・デイヴィスも出てます。弱々しいです^^いや、弱々しくはないんだけど普通の人の役柄なので、否応なしにスペイダーの濃すぎるキャラと比較され、自ずと弱々しい人間に見えてしまうw