不機嫌な赤いバラ(洋画)

投稿者: | 2021年7月29日
不機嫌な赤いバラ
原題 Guarding Tess
監督 ヒュー・ウィルソン
出演 シャーリー・マクレーン
    ニコラス・ケイジ

≪おすすめしたい人≫
コメディ好き・ヒューマンドラマ好き
コメディなのでバッドエンドじゃないです^^;

≪ストーリー≫
シークレットサービスとして働くダグ(ニコラス・ケイジ)は、
元大統領夫人テス(シャーリー・マクレーン)の護衛という、
言わば誰にも狙われないような張り合いの無い仕事とワガママな彼女にウンザリしていた。
やっと任期を終えて安心していた矢先、彼女の指名で任期継続の命令が下る。
大統領から電話で直々に怒鳴り散らされた彼はしぶしぶ警護に戻ることに。



しかし、護衛の目を盗んで車で逃げ出したり、
シークレットサービスを解雇したりと、大騒動を起こす彼女が、
度々ダグと衝突するテスが、彼に執着するのには理由があった・・・。

≪みどころ≫
ニコラス・ケイジの護衛としての範疇ギリギリのキレっぷりと
シャーリー・マクレーンのツンデレぶり。
二人のケンカを時に笑い時に心配しながら見守る仲間達。

≪レビュー≫
映画全体の雰囲気としてはコメディコメディしている感じじゃなく、シュールかも。
前半はコメディ、後半はある事件が起こり、展開から目を離さないようにさせる
ニコラス・ケイジの迫真の演技、そして穏やかな気分になれる結末。

本人達は本気で口論しているんだけれども、観てるこっちはゲラゲラ笑えます。
2人が乗っている車では険悪なムードにも関わらず、
その後ろからついていくシークレット・サービス仲間の車の中では
全員音楽にノリノリなど、こういったシーンには必ずクッションがあり、
観客の笑いも誘いやすくなっています。

いつも喧嘩の耐えない2人ですが、お互いに意地を張ってしまうのには理由があり、
その一線を越えさせてしまう事件では、それぞれの本心が分かります。
また、いざというところで、自分の護衛の立場を立てる夫人にもグッと来ます。

シャーリーのシレッとする意地張り頑固な部分と、キリッとした元大統領夫人の
威厳を表現する部分の使い分けが、やはり名女優なんだなと^^;

原題が“テスの護衛”とそのままなんですが、この映画は邦題の付け方が上手いなあ。

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